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ビジネスローンに限らず、ローン審査の審査基準というのは金融機関の最重要機密事項なのです。ビジネスローン審査に落ちても、何が審査落ちの原因かを担当者の見解でアドバイスしてくれることはあっても、実際の審査部門が審査で落とした理由を教えてくれることはありません。担当者自身も知らないのです。

仮にビジネスローンの審査基準が流出してしまったら、その基準に合わせて申し込みをしてくれるところが増えてしまい、貸し倒れが増え、ビジネスローン会社の経営が大きく揺らいでしまうのです。

そのため、ビジネスローン審査の基準というものを正確に知ることはできませんが、推察することは可能です。ここでは審査が甘い、審査が辛いというのはどうやって見極めるのか?を解説します。

金利が高い方が審査は甘い可能性が高い!?

金利が低ければ、ビジネスローン会社の利益も少なく、許容できる貸し倒れり率は引き下げなければなりません。つまり、審査を厳しく行うのです。

逆に金利が高ければ、ビジネスローン会社の利益がある程度確保できるため、ある程度の貸し倒れ率は許容できるということになるのです。

金利と審査の通りやすさというのは反比例の関係にあるということです。

ローンカード型のカードローンよりも、事業融資型のカードローンの方が審査は甘い可能性が高い!?

個人向けのカードローンをメイン事業にしている金融機関の場合、ほとんどの審査はスコアリングシステムで自動的に行っています。最終的な融資可否は人的な判断で行われるとはいえ、ほとんど自動なのです。

一方、事業融資を専門に行っているビジネスローン会社の場合は、スコアリングシステムによる自動評価も行いますが、過去の実績や経営の状態などを総合的に加味して審査を行う傾向があるのです。面談や経営計画など実績以外の部分も加味してもらえる可能性が高く、また商品としてもビジネスローン以外にも、売掛債権の買取や不動産担保ローンなど多角的に検討してくれるため、審査通過の可能性が高まるのです。

大手よりも中小ビジネスローン会社の方が審査は甘い可能性が高い!?

大手のビジネスローン会社は、積極的に営業展開をしなくても、知名度である程度の集客が可能です。また、広告宣伝費も十分に使うことが可能です。

しかし、中小企業の場合は限られた広告宣伝費の中で、大手ビジネスローンに審査落ちした人も、ある程度救い上げて顧客にしなければ顧客数が増えない状況にあるのです。

そのため、自然と大手よりも、ビジネスローン審査は甘くなりやすいのです。

ただし、中小企業のビジネスローン会社を選ぶ際には闇金業者でないことを十分に確認する必要があります。

まとめ

ビジネスローン審査の通りやすさというのは

  1. 金利が高いビジネスローンが金利が低いビジネスローンよりも審査が甘い可能性がある
  2. 事業融資型のビジネスローンがローンカード型のビジネスローンよりも審査が甘い可能性がある
  3. 中小企業のビジネスローン会社が大手企業のビジネスローン会社よりも審査が甘い可能性がある

と推察できます。

ただし、ビジネスローンの場合はそれほどサービスを提供している金融機関の数がすくない為、審査の甘い、辛いで選ぶほど選択肢がありません。それよりは複数申込んでみて、審査が通らないようであれば審査落ちの理由を見極めて対策を行う方が現実的とも言えるのです。

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